私がアロマセラピーを学び始めたのは、2005年の5月からでした。
もともと「心」にとても興味があって、ユング派をベースとする臨床心理学を勉強していました。
その内に、どうも「心」そのものを言葉で突き詰めていくことに、壁を感じたというか、違和感を感じ始めたというか、そんな感じになりまして。
そんなときに、「体と心は連動している」ということで、「体を変えれば心も変わる」ということに気づきました。
そんな体験がひとつ。
世界観が大きく変わった出来事でした。
そしてまた、全然別の話なのですが。
独学、ですらなしに全く「学ぶ」ことなく、人様をマッサージする機会がいくつもありまして。
手が導かれていくんですね。そして相手がどんどんリクエストしてくれるくらい、気に入ってくれる。
で、自分はどうやら、こういう事が向いているらしい、と気づきました。
でも当時は「あんま師」などは私の職業選択肢に全くなく、普通に派遣OLをやってたんですね。
派遣なので、いつ契約を切られるのか、自分はいつまでここにいる気なのか、すごく悩んでは、「ケイコとマナブ」を買ったりしていました。
そういうときには必ず「癒し系」お仕事も見ていたんですが、当時の私には、アロマスクールに突然何十万もかけて行くなんて思いもよらなくて。
大体、私は「マッサージ」に興味があるのであって、「アロマセラピー」にはそれほど興味はなかったのです。
ところがあるとき、どうもその「アロマセラピー・マッッサージ」を格安で教えてくれるところがあるあらしい、と知り。確か週1回、丸4ヶ月で2〜3万円でした。
これくらいなら、受講できるな!と思い、「アロマ」よりも「マッサージ」に心惹かれて飛び込んだのが、今思えば転機でした。
過去に
「アロマを学ぶ、アロマで暮らす」というブログを細々とやっていましたが、それがこの頃からのことですね。
マッサージももちろん楽しかったですが、アロマセラピーというものにもどんどんハマっていき、精油の独学などやるようになった頃の事でした。
いや〜、一通りプロコースまで修了している現在読み返すと、あのときはエネルギーあったなぁとか、こんなところで躓いていたんだな、とか、色々懐かしいです。でも、(いかんせん知識も技術もなかったですし)「アロマが好きで興味がある素人さん」の立場で、色々と模索していたんだな、という事が記録に残してあって、今じゃ書けない、有用な情報が意外に沢山あるな、と思っています。
そうしていろいろと自分で勉強してみましたが、どうも化学が難しい。
そして、解剖生理学を知りたいけれど、これもどうも独学では難しい。
で、「これだけハマってるんだから、価値はあるだろう!」と、アロマセラピースクールに入学して、どんどん授業を受講していったのでした。
学校を卒業してからは、相変わらず続けていた派遣OLの仕事の方でも芽が出てきていたので、一度そちらに全精力を傾けて注力しました。
その間中、ずっと、安定を考えるなら今のまま正社員になること、でもハートが喜ぶのは絶対にアロマであること……と悩み続けていました。
結局、そちらは私の意思に関係なく、来ていたお話がダメになり、しかし会社は止めざるを得ず、今に至ることになります。
会社の引き抜き話が潰れていく過程は、なかなか辛かったですねぇ。動揺したり傷ついたり。
でも、今は、きっとこれが天命だったんだろうな、と思います。
Divine Order。
全ては神の決められた理、ですね。
OLを辞めてからは、自営でプログラマーをやったり、アロマセラピーで出張やイベント出店をしたり、知的障がい者施設で講師をやったりしていました。
そして今回、ようやく、お店、というか、「拠点」を持てるよになりました

9月より、京都市はJR/地下鉄二条駅近く、
NIJO poco a poco HALLさんにて、週に一度、ヒーリングサロンとして稼働します。
また、インターネットによるリーディングやヒーリングも同時オープン。
メニューや予約方法、アクセス等は、また追って、詳しく発表します。
自分の中では、「満を持して」という気持ち……ワクワクと不安とが入り交じる気持ちです。
私がやりたいのは、「"人間"をあらゆる階層で看て、QOLを高めるお手伝いをすること」。
精進しますので、どうぞよろしくお願いします。