変な気候が続きますね。
以前に友人が、関西の盆地の気候について、
「冬は底冷え、夏は底煮え」
と評して、大笑いしたことがありました(笑)。
そんな京都ですが、もう8月に入るというのに、全然気温が上がりません。
祇園祭の山鉾巡行が終わると梅雨が明ける、と言われるのですが、いっこうにその気配もなく、毎日何度か夕立のような雨が降る。
四季はちゃんとあった方が良い(それがどんなに不快な季節でも!)と思うので、なんだか気に入らない、昨今の気候です。
さて。
先日の手づくり市でも、ここ数日友人にも、アドバイスさせて頂いたことを、皆様にもシェアリングしたいと思います〜。
眼精疲労、喉がちょっと痛い、筋肉痛、肩凝り首の凝り、軽い頭痛……
そんな、「病院に行くほどじゃないけど、ちょっと調子が悪い」ということって、日々沢山ありますよね。
そんな時に、どんな精油を選べば良いのか、またはどんな手当をすれば良いのか、というお話。
基本的には、
「温めるか、冷やすか」をまず見極めましょう。
やり方は簡単。
温かいタオル(蒸しタオルなど)と、冷たいタオル(氷水に浸けるなど)と、二つ用意します。
そして、不快な部分に、どちらかを当ててみて、しばらく味わい、次にもう片方を同様にしてみる。
で、気持ちよかった方が、「当たり」です!
温かい方が気持ちよければ、温めましょう。
冷たい方が気持ちよければ、冷やすのです。
我々臨床家がまず見極めることのひとつに、「炎症が起きている最中か、そうでないか」があります。
炎症が起きている(=熱くなっている)最中だったら、冷やすことをまず考えます。
もう炎症は収まっている(=熱くはない)だったら、炎症後に残っている残留物を早く流し去ることを考えて、温めて血流・リンパの循環をよくすることを考えます。
「熱い」最中に温めると、余計に「熱く」なるのですね。
逆に、「もう熱くない」のに冷やすと、余計に「冷えて固く」なってしまうのです。
そこを見極めてから、「温める精油」を使うのか、「冷やす精油」を使うのかを考えるのです。(もちろん、トリートメントの強さ加減や速度も併せて考えます。)
これを、ご自宅でのセルフケアにも応用して頂けると、「不快さが続く時間」がぐっと少なくなるのでは、と思います。
それで、アフターカウンセリングや友人へのアドバイスとして、お伝えさせて頂いたのでした。
ただこれは、「アロパシー」的なアプローチ。
よく「熱を出したら、温めて汗をいっぱいかくことで、熱を下げる」というようなことが言われますが、これは「ホメオパシー」的なアプローチですね。
日本でのアロマテラピーというのは、基本的に「心地よさ」を追求するため、アロパシー的なアプローチをとるのだと思いますが、ホメオパシー的にアプローチすることも可能なのかもしれません。
この場合は、「炎症が起きているから、その炎症をもっと活発にして、早く終わらせる」というようなアプローチになるのかな。
どちらも、「間違い」ということはありません。
(我々は、危機管理と、プラクティショナーとしての責任/職業倫理として、クライアント様に冒険をするような事はしませんが)。
セルフケアでは、ご自身が「気持ち良い!」と思われるのが一番大切!
なので、どうぞ色々試してみて頂けたら、と思います。
(ただ、その場合は自己責任でお願いしますね。)
posted by 六花(りっか) at 10:28|
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